オーストリアに関するFAQ

Frequently Asked Questions オーストリアで行う映像制作に関して
弊社では、ウィーンをはじめとしたオーストリア全土での映像制作をサポートしております。撮影の許可や撮影許可証の申請方法は地域によって異なり、各自治体のルールに沿って準備を進める必要があります。ここでは、公共な場での撮影手続きや、ドローン撮影の要件、国立公園でのロケーション撮影など、現地で撮影を行う際の重要なポイントを詳しく解説します。
どこの国での海外撮影をサポートしていますか?
オーストリアと世界の他の地域での海外撮影をサポートしております。
また、ニッポン・プロダクションと連携して、150カ国を超える広範な地域で展開し、日英両言語を話すスタッフを世界規模で擁しています。
治安はどうですか?
オーストリアはヨーロッパの中でも治安が非常に良い国です。暴力犯罪はまれで、観光地や都市中心部では警察のパトロールも多く、安心して撮影ができます。ただし、ウィーン旧市街や主要駅など人が多い場所ではスリが発生することがあるため、撮影機材の管理には注意しましょう。夜間の道路での撮影許可を得る場合は、安全対策を講じた上で行うことが推奨されます。
文化や宗教について注意すべき点はありますか?
オーストリアの国民の多くはローマ・カトリック教徒です。教会や修道院など宗教施設での撮影では、静粛と節度を保ち、祭礼や祈りの時間を避けるようにしましょう。また、オーストリア人は時間に正確で、礼儀正しさを重んじます。撮影現場では関係者への挨拶や事前連絡を丁寧に行うことが信頼構築につながります。
撮影許可は必要ですか?
はい。オーストリアでは公共空間での撮影には原則として撮影の許可が必要です。ウィーン市内の場合、「Magistratsabteilung 36(市庁舎撮影課)」が道路での撮影許可や公共エリアでの撮影許可を管轄しています。私有地や文化施設では、所有者または管理団体からの個別の撮影許可証を取得する必要があります。一方で、撮影許可がいらない場合として観光目的のスナップ撮影などがありますが、商業的な撮影・ドキュメンタリー・CM制作などは必ず撮影の許可を取るようにしてください。


撮影許可証の費用と発行までの期間
小規模で周囲に影響を及ぼさない撮影の場合、多くの自治体では撮影許可証の発行が無料、または100〜300ユーロ程度の手数料で済むことが多いです。道路での交通規制や長時間の占有を伴う撮影では、追加の道路撮影許可や警察立ち会いが必要となり、費用は制作規模に応じて変動します。撮影許可取りの目安として、申請から許可まで通常5〜10営業日程度を見込んでおくと良いでしょう。繁忙期や大規模撮影ではさらに日数が必要になる場合もあります。
公園や国立公園での撮影について
公園や国立公園での撮影も可能ですが、公園撮影許可や自然保護区での撮影許可は個別に申請が必要です。撮影の内容によっては、環境省(Austrian Federal Forests)や各州の自然保護管理局の承認が必要となります。特にドローン撮影や野生動物を含む撮影では、環境影響評価を求められることがあります。一部の公園では撮影許可がいらない場合もありますが、商業撮影では例外なく事前承認を取るのが安全です。

報道ビザは必要ですか?
EU加盟国やシェンゲン圏内からの入国者は、報道ビザを取得せずに90日以内の撮影が可能です。一方、日本を含む非EU圏の撮影クルーで、報道目的または長期滞在を行う場合は、オーストリア報道情報局(Press and Information Service)への登録が求められる場合があります。
機材の持ち込みとATAカルネについて
オーストリアはEU加盟国であり、EU域内からの機材持ち込みは自由です。日本などEU域外から機材を持ち込む場合には、「ATAカルネ(国際通関手帳)」を利用することで、一時輸入の関税や付加価値税(VAT)が免除されます。ATAカルネを利用する場合、日本商工会議所などが発行する書類を提示し、機材リストを明記して入国時に税関で手続きを行います。小規模な機材であれば、カルネなしでも入国できることがありますが、再輸出の際にトラブルを避けるため、カルネ利用を推奨します。
現金・クレジットカードの利用について
オーストリアではキャッシュレス化が進んでおり、多くの店舗でクレジットカードが利用できます。ただし、小さなカフェやタクシー、地方の商店などでは現金払いを求められることがあります。ユーロの現金を少額でも用意しておくと安心です。

タクシーでの移動は安全ですか?
オーストリアのタクシーは公認制度が整っており、安全性が高いことで知られています。主要都市ではUberやBoltなどの配車アプリも利用でき、料金が明確な点が利点です。空港からの移動や夜間撮影の際も、公式アプリ経由の利用を推奨します。
水道水は飲めますか?
オーストリアの水道水はヨーロッパでも特に品質が高く、アルプスの湧水がそのまま供給されています。撮影クルーの飲料水としても問題なく利用できますが、地方の古い建物では念のためペットボトルの水を用意しておくと安心です。
コンセントのタイプと電圧
オーストリアでは「タイプC」および「タイプF」のプラグが一般的で、電圧は200Vです。日本の電圧(100V)とは異なるため、カメラや照明などの機材には変圧器やマルチ対応電源を準備してください。
ドローン撮影の要件
オーストリアでのドローン撮影許可は、EU航空安全庁(EASA)の共通規制に基づいています。250g以上のドローンは、Austro Control(オーストリア航空局)で操縦者登録と機体登録が必要です。 商業目的の撮影では、A1/A3またはA2のリモートパイロットライセンスを取得し、飛行内容に応じたドローン撮影許可を申請します。人口密集地や人の上空、空港周辺、政府機関施設の付近では飛行が厳しく制限されており、無許可でのドローン撮影は罰則の対象となります。撮影許可不要とされる条件(例:郊外の私有地・人がいない開放地)でも、安全距離とプライバシーの確保を徹底しましょう。ドローン撮影の許可取りが必要な場合、現地の認可オペレーターを通して申請を行うのがスムーズです。